Uganda Project 第11章【Johkasou技術紹介セミナー開催報告】2025.11.27/Uganda Project, NEWS
2025年11月14日、カンパラ市のNWSC International Resource Center(IREC)にて、日本の分散型汚水処理技術である浄化槽に関するステークホルダーセミナーを開催いたしました。
本セミナーは弊社主催のセミナーで、KCCA(カンパラ首都省庁)とマケレレ大学協力のもと、
J-Partnership事業の一環として実施されたものです。政府機関、開発パートナー、研究者、民間企業など、ウガンダにおける水環境分野の主要ステークホルダーが多数参加し、国内外の重要機関と技術的議論を行う貴重な機会となりました。

セミナー準備にあたっては、会場確保、プログラム作成、講演者との調整、バナー・パンフレット等の広報物制作、費用見積り、招待状配布、そして当日の進行まで、多岐にわたる業務を担当いたしました。ウガンダでは想定外の事態が生じることも多く、本セミナー準備においても直前の会場調整や印刷物の遅延など、複数のイレギュラーが発生しましたが、関係者の協力のもと無事に当日を迎えることができました。

当日は、会場参加67名、オンライン参加33名の計100名が参加され、当初の想定を大きく上回る規模となりました。世界銀行、アフリカ開発銀行、水環境省、保健省、NWSC(国家上下水道局)をはじめとする重要機関の参加者が揃い、各講演後には活発な質疑応答が行われました。また、国営新聞およびテレビ・ラジオなど複数のメディアに取り上げられ、浄化槽技術に対する社会的関心の高さを改めて実感する結果となりました。国営紙に自身の名前が掲載されたことは、ウガンダでの活動が確かに形になっていることを感じる一つの節目ともなりました。


今回、企画立案から運営まで一連の業務を担当する中で、大学で学んだイベントマネジメントの知識や経験が、思いがけず現場で大きな助けとなりました。業務の中で“基礎力”が活きる瞬間があり、小さな積み重ねの重要性を実感しました。
また、日本から1週間ほど上司が現場を視察し、運営状況を共有する機会にも恵まれ、さまざまなアドバイスをいただくことができました。さらに、日本側のメンバーがオンラインでセミナーを見守ってくださり、離れていてもチームとして支えていただいている心強さを感じました。

