Uganda Project 第15章【水・衛生分野の最新動向に関する政府会議に参加】2026.06.29/Uganda Project, NEWS
2026年6月24日、ウガンダ・カンパラのSheraton Kampala Hotelにおいて、ウガンダ水・環境省(Ministry of Water and Environment:MoWE)とUNICEFが共催した「National High Level Dialogue on Climate Resilient Water and Sanitation Services in Uganda(気候変動に対応した水・衛生サービスに関する全国ハイレベル対話)」に参加しました。
本会議には、ウガンダ政府機関をはじめ、国際機関、開発パートナー、民間企業など、水・衛生分野に関わる多くの関係者が参加し、気候変動に対応した持続可能な水・衛生サービスの実現に向けた政策の方向性や、今後の投資のあり方について活発な議論が交わされました。

ウガンダが直面する水・衛生分野の課題
会議では、急速な都市化や人口増加、洪水・干ばつといったの気候変動の影響を背景に、安全な水・衛生サービスの提供、学校・医療施設をはじめとする公共施設の衛生環境の改善、水資源の保全、排水処理・再利用の推進などが重要な課題として共有されました。
また、ウガンダ政府が現在、国家水政策や衛生政策の改訂を進めるとともに、気候変動に強いWASH(Water, Sanitation and Hygiene:水・衛生・衛生習慣)サービスの実現に向けた取り組みを推進していることも紹介されました。
とりわけ、医療施設や学校におけるWASHサービスの不足が大きな課題として取り上げられました。特に、公立医療施設の多くが十分な水・衛生サービスを提供できておらず、安全な給水設備や手洗い設備、適切な排水処理環境の整備が急務であることが指摘されました。また学校についても、男女別トイレや月経衛生管理(Menstrual hygiene Management:MHM)設備の不足などが課題として挙げられ、公共施設全体での衛生環境の改善が求められている状況が共有されました。
さらに、今後の重点分野として、次の各点が示されました。
l 安全な水・衛生サービスへのアクセスの向上
l 学校・医療施設など公共施設におけるWASHの改善
l 排水処理・再利用の推進
l 水資源の保全
l 気候変動に強いインフラの整備
l 維持管理体制(Operation & Maintenance:O&M)の強化
そのうえで、政府のみならず国際機関や民間企業との連携を通じて取り組みを進めることの重要性が強調されました。

当社の取り組みとの関連
当社は、日本で培われた合併処理浄化槽技術を活用し、ウガンダにおける分散型排水処理システムの導入に向けた取り組みを進めています。
今回の会議を通じて、安全な衛生サービスの普及、地下水汚染の防止、維持管理が容易な排水処理システムの導入といった当社の事業が、ウガンダ政府や国際機関が掲げる政策・投資の方向性と合致していることをあらためて確認することができました。
今後も現地政府機関や関係機関との連携を深め、日本の技術を活かした持続可能な水・衛生環境の整備を通じて、ウガンダの社会課題の解決に貢献してまいります。
おわりに
今回の会議には、在ウガンダ日本国大使館のご招待により参加するという貴重な機会をいただきました。政府機関や国際機関をはじめ、水・衛生分野の関係者が一堂に会する場で、ウガンダが抱える課題や今後の政策・投資の方向性について理解を深めるとともに、多くの学びと新たな気付きを得ることができました。
このような貴重な機会をご提供くださいました在ウガンダ日本国大使館の皆様に、心より感謝申し上げます。
